Contact

品質管理

製造から検品まで
自社工場で一貫対応

丸長鍍金では、お客様のご要望の品質を当社の工程内で作り込む事を目的とした、「生産設備」「分析・計測設備」を導入しております。

お客様の個々の、小ロットから、量産品まで幅広く対応しており、それぞれのニーズにお応えできるように、高精度の計測器を取り揃えております。

精密部品から自動車などの重要部品の表面処理の実績を、70年以上積み重ねており、日本国内だけではなく、海外のお客様まで対応しております。これらの実績は我々の高い品質管理の証です。

めっきの生産工程内で
高品質を追究する環境があります

当社の強みは、お客様ごとに異なる納期や品質基準を的確に理解し、カスタマイズした品質管理を行える点にあります。

全工程で厳格な品質チェックと進捗管理が可能な理由は、設計から製造までを自社で行うためです。生産ラインの自由なカスタマイズにより、高品質かつ無駄を排除した効率的な生産が実現できるのです。

さらに、ISO9001:2015認証を取得し、国際的な品質マネジメントシステムを確立。PDCAサイクルにより、常に高品質な製品を安定提供できる体制を整えています。

機器による高精度な検品と
人による検品を行っています

製品の品質を確保するため、最新の検査機器やテスト装置による高精度な検品を行っています。また、ベテランの目利きによる厳しい目視検査も欠かしません。このようなダブルチェック体制により、不良品の発生を限りなくゼロに近づける取り組みを徹底しています。

品質管理の設備

めっき膜厚測定
FISCHERSCOPE X-RAY XDLM 237

この蛍光X線分析装置は、めっき被膜にX線を照射し、めっき部から放射される蛍光X線量を測定して、めっきの厚さを求めます。

装置データをもとに、膜厚管理を行っており検査成績書並びに作業指示書への展開を行いトレーサビリティを含め品質保証に努めております。

この機器の仕様

  • 非接触測定の為、試料にキズを付けずに膜厚の測定が可能
  • 最小測定スポットΦ約0.15mm
  • 多層膜を同時に測定することが可能
  • 膜厚は数nmから数十μmのレンジで膜厚を求めることが可能
  • カリウム(19)からウラン(92)までの元素を分析が可能
  • 最大610X610㎜までのプリント基板に対応した手動またはプログラム可能な測定ステージ

走査電子顕微鏡(SEM)
Keyence – VHX-6000

Scanning Electron Microscope(以下SEM)は電子線を試料に当てて表面を観察する装置であり、X 線検出器を取り付けて元素分析を行うことができます。また、光学顕微鏡では観察不可能な微小な表面構造を鮮明に観察することもできます。

焦点深度が深い像が得られることから、凹凸の激しい試料表面の構造を拡大して、私達が肉眼で物を見るのと同じような感覚で、三次元的な画像が観察できる装置です。SEM は光学顕微鏡をはるかに凌ぐ分解能を有するため、材料や半導体デバイス、医学、生物学など、様々な分野で幅広く利用されています。

この機器の仕様

15~100000倍
8nm
2D、3D

測定顕微鏡
Nikon – MM-200

自動車部品などの小型部品の正確な寸法測定が可能な測定顕微鏡です。高輝度白色LED照明を装備しているので見えやすく、ステージ周りに粉塵が侵入しにくい構造で、使いやすく高精度な測定が可能です。

この機器の仕様

50x 50 x110mm
5kg
3+L/50μm(標準)
±0.1%(全視野)
0.01μm

保磁力計
東北特殊社 K-HC1000

製造工程の磁性への影響を把握するために弊社では東北特殊鋼のK-HC1000を用いています。プレス、切断、研削、研磨やめっき工程中の磁性を把握し、工程管理に役立てます。

燃料関連部品、電子分品など様々なケースにてご要望により保磁力計測をしています。保磁力の計測作業についてはワンタッチで簡単に測定できます。自社工程や前工程の品質保証に役立てています。

この機器の仕様

0.005~30 OeまたはA/cm
約15秒~30秒
振動試料型
±1%/FS以内
最大H25×W50×L50mm

表面粗さ・輪郭形状測定機
東京精密社 SURFCOM 2000SD3

表面粗さ・輪郭形状の測定に対応するハイブリット機で表面粗さ・輪郭形状を一回の測定で、評価・解析・印字まで自動実行が可能。表面粗さ測定機では、表面の微細な凹凸測定機し数値化するのが可能。輪郭形状測定機では、ねじ形状、穴の中や極小さな面取り寸法など、測定工具や他の測定機では測定困難な測定が可能になっています。

理想形状と測定データを比較照合する、輪郭度の評価にも多く使われる。 弊社では面粗度・輪郭形状を測定して品質保証に用いられてます。

塩水噴霧試験機

中性塩水噴霧試験は、塩害による腐食の評価に広く用いられる代表的な腐食促進方法です。

主に塗料や塗膜、めっき、防錆剤、金属からプラスチック材料が対象となり、処理後の試料は目視やレイティングナンバ法、またはXカット法による外観観察などにより腐食の判定を行います。

評価規格

JIS Z 2371、ISO 9227
JIS H 8502
JIS D 0201

原子吸光光度計
島津製作所社 AA7000

溶液中の金属成分(原子)の濃度を測定する装置です。こちらは、JISにも採用されている公定分析法で、高温の炎の中に原子を置くと原子核を取り巻く電子のうち一番外側にある電子が励起して高いエネルギー準位に移り、このとき原子特有の光を発光します。これが「原子発光」で、各原子はそれぞれ特有の光を発します。

一方この特有の光を外部から原子に当てると、この光が原子によって吸収されます。これが「原子吸光」で、吸収される光の度合い(吸光度)によって原子の濃度を知ることができます。濃度が適正か或いは不純物がないかなど、こちらの分析法で液管理をしています。

分析元素

    Ag、Ni、Cu、Zn、Cr、Co、Fe