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溶融亜鉛めっき
溶融亜鉛めっきとは
溶融亜鉛めっきはドブ付けめっきとも呼ばれ、高温で溶かした亜鉛に鋼材を浸し、防錆の為のめっきを施すめっき方法です。
溶融亜鉛めっきには、「保護皮膜作用」と「犠牲防食作用」があります。
保護被膜作用
鉄素地の上に密着性の良い厚い亜鉛皮膜を作り、鉄が空気中の酸素や水分と化学反応を起こす事を防ぐので、高い防錆効果を発揮することができます。
犠牲防食作用
亜鉛めっき皮膜が傷つき、鉄素地が露出しても、溶融亜鉛めっきでは、傷の周囲の亜鉛が「鉄より先に溶け出す」ことで、鉄の素地を腐食から守ります。