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無電解ニッケルめっき
無電解ニッケルめっきとは、
無電解ニッケルめっき(むでんかいニッケルめっき)は、外部から電気を使わずに、イオン化傾向を利用して金属の表面にニッケルの薄膜を形成する方法です。
電解ニッケルめっき被膜のリン含有率により低リン・中リン・高リンと主に3種類に分かれています。電気ニッケルめっきと違い複雑な形状のものなどに対しても均一な膜厚が得られます。
また、適切に処理を行えばステンレス鋼などの不動態被膜を持つ素材へもめっきを施すことが可能です。無電解ニッケルめっき後に熱処理をすることにより900Hv以上の硬度を実現可能です。
無電解ニッケルめっきの特徴
均一なめっき膜厚:複雑な形状の部品などでも均一な被膜がを形成できるため、細かい部分の保護や性能向上に適しています。
耐食性・耐摩耗性:高い耐食性や耐摩耗性
硬度の向上:熱処理をすることでさらに硬度を上げることができ、機械部品などにも適しています。